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「第12回ちりとてちん杯 全国女性落語大会」に出場しました

こんにちは、なつみです!

 

今回のブログの内容はインプロではなく、落語のお話です。

落語はしばいぬ海賊団が冒険する7つの表現の海の1つでして、

これまでナゴヤはいゆう寄席や、アクテノン寄席などに

出てまいりました。

 

そして今回私は、9/21(土)に福井県小浜市にて開催された

「第12回ちりとてちん杯 全国女性落語大会」に出場してきました!

 

ちりとてちん杯 全国女性落語大会とは、全国から100人の女性落語家

が一堂に会して落語でしのぎを削る大会です。その中から6名が決勝へ

進出し、大会の頂点が決まります。

今回も100人を超える超える応募が集まったそうです。

 

いきなりの県外、いきなりの大きな大会です。

緊張しながらも早朝、福井へ出発です。

走った感想は小浜市は近い!!!名古屋から高速で2時間半で行けちゃいます。

 

 

会場に着いてみると愛知からの参加者は私のみ!うひゃードキドキだぜえ

と思いながら控室へ。先ほどしのぎを削る、と書きましたが大会自体は本当にあ

たたかい雰囲気で、何度も出場されている方が多く、運営の方も「同窓会のよう

なところがありますよ」と話してくれました。

 

実際、1人で会場下見に行っていた私も居合わせた方たちとすぐにお話できて、

予選本番もその人の演目を応援に行ってみたりと交流ができたり、出番を終えた

方が「緊張したわー手が震えちゃったわ」と話しかけてくれてその後も顔を見ると

話しかけてくれたりと、人との交流ができるところも楽しかったです。

 

今回はアクテノン寄席と同じく「冬乃家 咲んま(さんま)」名義で出場。私が

選んだ演目は「元犬」でした。アクテノン寄席でもかけた大好きな演目です。

始まってしまえばもう進むしかありません。なんせ予選は8分で終わってしまいます。

心臓はドッキドキでしたが、「ここ面白いと思ってるんです私!」というところで

お客さんがしっかり笑ってくれたり、仲良くなった出場者の方が見に来てくれていたり、

とてもありがたい時間でした。

しばいぬメンバーも福井まで応援にかけつけてくれて、本当に嬉しかったです。

 

 

 

結果は残念ながら決勝まで進むことはできませんでしたが、お客さんにも笑ってもらえて、

終わった後には「素晴らしかったです、聞きやすかった」と褒めてくださる方もいて、

自分のできることはやった、というところまでは来られたのではと思います。交流会後に

審査員の方からもアドバイスをいただき、林家染雀師匠と演劇ライターの日高さんに

「あ、元犬の。覚えていますよ。」と言っていただけたことがとても嬉しかったです。

 

自分の出番が終わった後も、他の出場者の方の落語を1日で何本も聞くことができ、

とても刺激になりました。

 

翌日は決勝を最前列で聞いて来ましたよー。まず会場の「旭座」さんが本当に素敵

明治期に建てられた芝居小屋を移築したものですが、入った瞬間に木の良い香りが

漂います。

そして決勝大会は、これがまた面白い

どの演目も噺手さんの魅力に溢れていて、ああこんなこんな伝え方があるんだこんな魅せ方

ができるんだと本当に勉強になりました。脳がフル回転でした。

 

 

隙間時間で小浜市観光もしてきましたよ。小浜市のよっぱらいさば(酒粕で育てられた、生で

食べられるサバだそうです)はとっても美味しい。そして私が感動したのはイカがとんでもなく甘い

海と山が一緒に見られる景色もとても綺麗でした。

 

 

この大会が末永く続いてほしいと思うと同時に、一層精進したいと思えた2日間でした。

面白いな、落語。

 

 

なつみ