三連休中日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。こんにちは、なつみです。
2018年12月23日(日)にしばいぬインプロワークショップ特別編の第一弾を行いました。
今回のワークショップのテーマは「ザ・ベクデルテスト」。3人の女性が主人公となるショーの
フォーマットです。今回はゲスト講師として、東京から「直井玲子」さんにお越しいただいての
ワークショップでした。
やったこと
今回のワークショップのテーマである「ザ・ベクデルテスト」はアメリカのインプロチームBATSの
女性プレイヤーであるリサ・ローランドが創った新しいショーの形式です。
主人公となるのは3人の女性です。お客様からアイデアをもらいながら、この3人の女性の名前や特徴が
決まっていきます。そうして出来上がった3人の女性の「何気ない日常」を即興で描いていくのです。
描かれる女性たちの日常は、決して特別なものではありません。彼女たちの日々を切り取ったものです。
今回のワークショップでも、「部屋の掃除をしながら飼い猫と過ごすシーン」や「自分のまだ小さい
子供と手を繋いで歩くシーン」など、温かいシーンもたくさん生まれました。
また「仕事で上司に叱責されるシーン」や「公園で同じクラスの男の子と出会うシーン」などドキドキ
するようなシーンも生まれました。
「ザ・ベクデルテスト」で描かれる女性はスーパーウーマンのような強い女性や、特別な女性ではなく、
身の回りにいるごく普通の女性です。彼女たちの普段の生活を描く中で、彼女たちが過ごす豊かな日々や、
彼女たちの素敵さや、様々な表情を見ていく人間賛歌のようなフォーマットでした。
全体を通して
「ザ・ベクデルテスト」は女性が主人公となるショーの形式ですが、実はそれを支えているのは
周りを固める男性たちです。
女性たちの様々な表情を見るために、男性たちがありとあらゆる役になって登場します。
お父さんだったり、旦那さんだったり、弟だったり、ペットの猫だったり。
周りの男性たちの役としての揺さぶりがあって、主人公の女性たちの豊かな表情や日々が浮かび
上がっていきました。
「ザ・ベクデルテスト」は女性の地位向上といったことを目指したものではなく、何よりもチームの
皆で協力し、面白い1つのショーを皆で作り上げていくという姿勢が前提になっていることを学ぶこと
ができました。
「ザ・ベクデルテスト」に挑戦する特別ワークショップは2019年1月13日(日)にも実施します。
もしも興味を持って下さった方がいれば、2回目のみでもご予約を受け付けていますので予約フォーム
よりご予約ください。
またこの日は18:30からワークショップ参加者が出演する発表会も予定しています。こちらは観覧無料
なので「どんなものか見てみたいな」という方もぜひお越しください!